オイルフィルターセットを R-GS に使用する際のパッキン類の使い方で
悩んで色々調べた結果を、私見を交えて以下にご報告いたします。
*この結果を信じて不具合が生じ、君もしくは君のメンバーが死んだり
しても、当方は一切関知しないので、そこんとこ宜しく。
なお、このテープは自動的に消滅する。健闘を祈る。
シュボ~!(燃える音)
■1.参照した資料
1)88年式用 R-GS のパーツリスト
2)R80GS、R100GS 用日本語リペアマニュアル
3)ヘインズマニュアル
4)BMW メンテナンスブック
5)ネットで色々… 2ch も…(^^;
■2.オイルフルターキットの内容
1)オイルフィルター本体(1個)
中折れ2分割式。
片側のフィルター外側にゴムのパッキン付き。
R100GS などオイルクーラーを持つ車種ではパッキン側を奥にする。
R80GS などオイルクーラーを持たない車種ではパッキン側が手前。
*挿入前に脱落したパッキンなどが残っていないかエンジン側を
チェックすること!
2)径 44mm 太さ 4mm のOリング(1個)
全ての車種で使用。
昔は黒かったようだが、現在は白のようだ。
3)径 37mm 幅 3mm の断面四角のパッキン(1個)
色は黒。
R100GS などのオイルクーラーを持つ車種では使用。
R80GS などのオイルクーラーを持たない車種では使用しない。
4)外径 51.9mm 内径 45.3mm 厚さ 0.3mm のワッシャ(1枚)
2)のOリングとオイルフィルターの間に装着するという説と、
ヘッドとOリングの間に装着するという説と、
GS では使用しないという説あり。
*88年 GS のパーツリストの R100GS の使用欄に記載あり。
*BMW メンテナンスブックの R100RS の例ではあり。
*R80GS、R100GS 用日本語リペアマニュアル、ヘインズ
マニュアルには記述なし(使っちゃダメとの記述もなし)。
*ネットでは「不要」という記述多し。
5)紙ガスケット(1個)
オイルフィルタ部の蓋の形状に合った、外形がホームベース型の
紙ガスケット。
*BMW メンテナンスブックの R100RS の例ではあり。
*88年GSのパーツリスト、R80GS、R100GS 用日本語リペア
マニュアル、ヘインズには記述なし(使っちゃダメとの
記述もなし)。
*ネットでは「不要」という記述多し。
6)オイルドレンボルトのワッシャ(1個)
アルミ製。これは使うでしょう。
7)銅のパッキン(2個)
使途不明。オイルクーラーの配管の途中用では?
■3.追加部品
私の場合、この他にオイルクーラーへ向かう2本のバンジョーボルト
(ホローボルト)用にアルミのワッシャを4個購入しました。パーツ
リスト、日本語リペアマニュアルにはバンジョーボルト1本に付き
1個(ボルトヘッド側に1個)と描かれていますが、念のため1本に
つき2個(ヘッド側と蓋側双方に挿入)使用しました。
■4.オイルクーラー対策のこと
ヘインズマニュアルには、1990年に、オイルクーラー付きの車種
(R100GS) の蓋にある「片側の」オイルラインの孔の径が 4mm に拡大
されたとあります。これ以前の車種(GS 等?)では蓋を 4mm に加工
する作業がディーラーで行われ、対策済みのヘッドにはペイントが
記されているそうです。ウチのは孔は広げてありましたが、
ペイントは見当たりません。
■5.紙ガスケットとワッシャの要不要
4)、5)は日本語リペアマニュアルでは記載なし、ネットでは不要
との説があります。パーツリストには R100GS には4)のワッシャを
使うとあります。ネットでは5)の紙ガスケットがあると2)や
3)のOリングの押し代が減って、オイルが漏れるのではとの危惧が
囁かれていますが、さて?
■6.推測と私見
BMW メンテナンスブックの R100RS で上記の紙ガスケットとワッシャ
を使っていたのは、この車種のオイルクーラーにはサーモスタットが
入っているのと関係があるような気もします。R100GS のオイル
クーラーにはサーモスタットは入っておらず、いつもスースー
冷やされているようです(それでもホンノリ熱いですが)。
なので、少なくとも孔が 4mm に拡大されて以降は、蓋の部分での
圧力はサーモスタット閉の時の RS より低い(紙ガスケットで押さえ
込む必要はない)のではないでしょうか。
ネットで危惧されている危険性には2つあって、1つは押し代が
変わること、もう1つはオイルライン(孔など)が塞がれること
ですが、紙ガスケットやワッシャを装着してもオイルラインには
掛からないので、考慮すべきは押し代となります。
私見では、ワッシャが入っていれば紙ガスケットの分で減った
Oリングの押し代は補正されるので、問題ないと思います
(紙ガスケットの厚み≠ワッシャの厚みなので完全に補正はされない
でしょうが)。ただ、内側の四角断面のパッキンの押し代は確実に
減ります。もっとも、ここはオイルフィルターの反対側に付いた
ゴムのパッキンで押されるので、紙ガスケットの厚み分位は
余裕の範囲と思います。
更に細かく見ると、
1)白いOリングの押し代(潰し量)
1.クランクケースとオイルフィルターヘッドの寸法で決まる。
2.ただし紙ガスケットとワッシャを使った場合は、これらの
厚みを相殺した分だけ上記1より潰し量に差が出るが、
その差は僅かと推測される。
2)オイルフィルターカバーとオイルフィルター端面のクリア
ランスは、四角断面のパッキンの厚みでほぼ決まる。
■7.個人的結論
というわけで、「紙ガスケットとワッシャ」を使う・使わないは
自由だ~!(紙ガスケットのみ使うのは×)と思います。
以下その選択肢や利点欠点など。
1)ヘッド・紙ガスケット・ワッシャ・Oリング(全部入りの1)
ワッシャがヘッド側にあると、ヘッド装着時に紙ガスケットが
ずれ難いという利点があります(やってみたらそうでした)。
2)ヘッド・紙ガスケット・Oリング・ワッシャ(全部入りの2)
ワッシャがオイルフィルタ側にあると、ヘッド装着時に紙ガス
ケットがずれ易いです。また、ワッシャをヘッド側に入れて
おくと、ヘッド装着時にワッシャが落ちやすいので、ワッシャ
のみ先にオイルフィルタ側に入れた方が良いかもしれません。
3)ヘッド・ワッシャ・Oリング
紙ガスケットを使わないで、ヘッド・ワッシャ・Oリングの
順に組む場合、Oリングはワッシャに対して圧を加えますが、
ヘッドとワッシャの間はシーリングされているわけではない
ので、オイルは滲みやすいと思われます。
(ガルのメカさんが言っていたのはこのことかも?)
4)ヘッド・Oリング・ワッシャ
紙ガスケットを使わないで、Oリングとワッシャを使う場合は、
ヘッド・Oリング・ワッシャの順が良いと思われます。3)と
4)では4)の方が正しいOリングの使い方と思います。
ただしこの場合、ヘッド装着時にワッシャが落ちやすいので、
2)と同様にワッシャのみ先にオイルフィルタ側に入れた方が
良いかもしれません。
5)ヘッド・Oリング
紙ガスケット、ワッシャとも使わないのが正式のようですので、
これは問題ないと思います。無いワッシャは落ちませんしね(^^;。
ただし、この使い方は GS や Roadster、Mystic など、新しい
Rの話。古いRS等は作法が異なります。
*R-GS では泥だらけになる人が多いし、紙ガスケットを使うと
剥がすのが大変な時があるので、こまめに整備するなら紙ガス
ケットなしが良いと思います。
*ワッシャなしで紙ガスケットだけというのは、Oリングの押し代が
変わるので良くないと思います。
*現在私のGSは、お世話になっているBMWディーラー:ガル
さんのお勧め(紙パッキン無いと滲むよ~)で、1)の順で組んで
いますが、そうでないとすると5)を選ぶつもりです。
■8.参考URL
1)紙ガスケットを入れていない例
http://www.geocities.jp/my_motorcycle_house/r100gs/1r100gs_mainte_diary.html
2)紙ガスケットを入れていた例
http://jibiki.jp/wordpress/?p=193#comments
3)便利なパーツリスト
http://www.realoem.com/bmw/
4)関連情報
http://www.ohv-boxer.com/c-board-01/c-board.cgi?cmd=one;no=8877;id=
http://www.ohv-boxer.com/c-board-01/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=6777;id=
http://blogs.yahoo.co.jp/mini4312/51419569.html
http://www.ohv-boxer.com/c-board-01/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2237;id=
5)HPN
http://www.hpn.de/english/english.html
*ここの engine&gearbox のページの下の注意書きが怖いのです。
でも考えてみると、「ノーマル(サーモスタットなし)では
関係ない(■6の推測参照)けど、HPNのサーモスタットを
使うなら紙ガスケットは使うな」と言っているようにも思えます。
■9.総論
とまあ、ガスケット&ワッシャだけで秋の夜長を楽しめる BMW-R って
何てお茶目なんでしょう!(^^;
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